おもしろびと

平成24年5月号 第34回 アール・トップ(株) 吉野隆一さん

Profile

吉野 隆一さん
アール・トップ株式会社 代表取締役

〒477-0032
愛知県東海市加木屋町冬至池4-122
電話 0562-38-5563

ホームドクター

仕事は防水に特化した工事になります。防水や漏れなど、年数が経過した家を直すホームドクターですね。壁にヒビが入ったり漏れに気づいてから直される方は多いと思いますが、本当は漏れてからでは遅いんです。早めにしないと、建物の寿命がどんどん短くなってしまう。漏れは絶対に追求しないとよそへ逃げたりして、どうにもならなくなります。昔ながらの漆喰や柱が多い家は、代々譲り受けて100年もたせる作りでしたが、今の家は1世代限り。数十年計算しかしていないので、作りが違うんです。

昔の家は揺れる分、逃げるんですね。今の建物は踏ん張るので、どこかに力が入るとすぐにヒビが入り、それで雨水が入る。組み立てるだけの家は早く建つし、値段も下がってますから安く売ってまた建て直す。昔ながらの家を作る本当の大工さんは少なくなりました。

この仕事はまだ少ない業種ではあるんです。補修や耐震のリフォーム業者といえば、怪しいイメージが強いですよね。数百万円かけてリフォームしたのに1年で漏れた、という現場も一時期ありました。金額が大きいのにかわいそうですよね。信用してもらうため、東浦で商工会に入ってますし、国家試験も受けて取りました。値段ばかりでなく、その辺で差をつけないと信用しかないですから。おかげでその後の仕事につながっていると思います。

仕事のきっかけ

仕事のきっかけはアルバイト。もともと調理をやってまして、いつか店を出したいという夢を持っていました。それがいろいろあって挫折してしまい、たまたま先輩から手伝ってくれと言われたのがきっかけです。全く別世界に入ったわけですが、それから一緒に会社を立ち上げ、その後30歳で独立をしました。
独立してもやれるであろうと思っていましたが、現実には厳しかったです。工事の材料は常に変わるし、日々進歩してますから。いつもアンテナを張って情報を集めたり、自分で材料の相性の良し悪しなどを実験します。いつかヒビの入らないコンクリートが開発されると思うので、そうなると仕事が無くなってしまうかも。この仕事を始めて十数年になりますが、だいぶ変わってきました。

仕事のエリアですが、三重や静岡は普通に行きますし、東京も行きます。ゴンドラに乗りながら特殊工事もできますから、少ない業種だと思います。ヒビ割れ1個にしてもいろんな直し方があって、幅によっても違うし、ヒビから水が入っているとまた違う。材料を入れすぎて部屋内に入ってはいけないので、マンションコンクリートの壁圧ならこれぐらいだなと、ある程度判断ができるのは経験のおかげですよね。
独立した頃は経験が少ないですから、見積もりや材料不足で失敗をしました。材料が高いので、そんなに買えないんですよ。1缶が1~2万円しますから、それを買うか買わないかでだいぶ違うし、ぎりぎりのラインでおさめたいじゃないですか。そのさじ加減がわからなくて大変でした。

最初の頃、『昼も夜もノーと言わない』と決めましたから、ほぼ休みはありません。昼の仕事が終わって疲れていても夜がある。あの当時があるから、みんな今でも電話をくれると思うんです。『なんとかしてくれる』というのがあるんじゃないでしょうか。サーフィンが大好きで、雨の日は現場が休みになるから海へ行こうかなと思うんですけど、なかなか行けないですね。今はスタッフも増えましたが、まだまだ必死です。

夢を持ち続けて

実は夏のイベントに店を出しています。内海のレゲエ祭や半田のトレンチに、3~4年ぐらいになるかな、料理の感覚を忘れたくなくて。その準備で仕事を休んでしまうのが申し訳ないと思いつつ、ストレス発散がそれしかないので続けさせてもらってます。
今も『店を出したい』という夢を持ち続けています。目標の40歳までにあと3年。来年は商工会青年部の部長になるので、ますます忙しくなりそうですが、ある程度自分が抜けても大丈夫な体制を作り、そして将来的には飲食の部を全プロデュースしたいと思います。

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