新美雅樹さん
株式会社グリーンライフ 工事課

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造園・樹木医

本格的に造園の仕事をやりだしたのは24~5歳のころです。それまでは建設会社で土木工事の現場管理などいろいろやっていました。造園の仕事は昔からちょっとずつ手伝っていたので、親の会社に入ることに対しては抵抗はなかったですけど、体力的にきついから慣れるまで大変でした。商工会の青年部には、先輩に声をかけてもらったのをきっかけに入りました。石浜地区の出身なので石浜の消防団にも入ったりしてますが、他の地区の人と付き合いが広がって、地域に貢献できればいいかなと思います。

今の会社の強みはオールマイティにこなせること。個人宅、企業、公共など、そういう対応ができる職人もいますし、個人宅だと和風、洋風庭園の作庭や剪定などの維持管理、駐車場の土間打ちやカーポート、門扉など外構なんかも全部やれます。個人宅の作庭や外構を造る場合に大事なのは、限られた予算でいかにお客さんのイメージ通りにやれるか、というところでしょうか。庭を造るには数万円から何百万円になることもありますから、なるたけお客さんの要望に応えつつ、予算オーバーしそうな場合にはフェンスを違うものにしようとか、樹木を変えたりしたりして、予算とイメージにあった仕事になるようにしています。

今の目標は樹木医の資格をとることで、合格を目指して勉強中です。樹木医の資格を取るには、まず管理や治療の経験年数が必要なんです。一次審査で筆記試験や審査があって、例年600人ほど受験して120人ぐらいが選ばれる。それから二次審査で研修や面接があり、合格すると認定されます。うちの父も樹木医ですが、樹木医になってからのほうが勉強しないといけなくて大変らしいです。やっぱり現場の実務も大事ですけどなにか専門的な知識の部分も特化しないといけないというか、ただの造園屋というだけでは厳しいんじゃないかと。油断したらいけないと思うし、樹木医の資格を持ってる人も少ないので、会社の強みの1つになったらいいかなと思います。

楽しみ

バイクが好きで、バイクの仕事につきたいと思うこともありました。今も時間があれば乗ってますね。20歳ぐらいの頃、北海道の外周を3週間ほどかけて一周しました。一人用の小さなテントをバイクの後ろに積んで、野宿しながらです。温泉に入ったり、おいしいご飯を食べたりして、バイクも絶好調でしたし良かったですよ。北海道でツーリングしてる人はけっこう多いので、同じようにキャンプ場で野宿しているいろいろな人と話ができました。こういうのは若い時にしかできないですよね。またツーリングに行きたいんですけど、最近はなかなか行けなくて。行っておいてよかったと思います。

木の特性に合わせて

個人宅や企業の他に、市や県の公共工事では、公園の維持管理を委託されてるのもありますし、今年度は産業道路の維持管理もやってます。剪定をする時期というのは、木の特性に合わせるのが基本ですけど、枝が車にあたって支障が出たり、苦情やなんかで切らなきゃいけないこともあります。できればその木にとって、一番いい時期に剪定したいですね。

よその業者が剪定したものは見ますね。木によって剪定の仕方は違いますから。例えば街路樹だと、どのように道路規制をしてるのとか、その規制の仕方なんかも見て参考にしたりしてます。名古屋の街路樹は街路樹剪定士という資格が無いと切れないんです。民間の資格だけど、名古屋の街路樹はきれいだなと思います。一般的に多いのはイチョウの木なんですが、15mとか、かなり大きくなるんです。ぶつ切りに切ってしまうところが多くて、そうするとコブが出来てしまう。木が自分で保護するためにコブを作るんですが、見た目も木にとっても良くないので、うちではそういうのを作らないような剪定をしています。