平成22年3月号　第10回　あさだ新聞店　浅田幸伸さん

パソコン

手作り新聞の発行を10年以上続けています。毎月のテーマは大体決まっていて、春はピカピカ1年生の特集で、写真にご両親からの贈る言葉を添えます。地域の人達に写真や記事を提供してもらって紹介し、その写真はラミネート加工をしてカレンダーにしてプレゼントしています。
年末にカレンダーを作るサービスは15年以上やってて、申込数は300から多い時で400件ぐらい。できるだけ年内に届けたいから徹夜作業になることも。手間はかかりますが、それによってお客さんとのつながりができるんですよね。

パソコン歴は20年以上になります。新聞屋さん全体のパソコンの導入もわりと早くて、その頃はお客さんのデータを全部入力して、領収書を発行するためのパソコンでした。ウィンドウズ95が出てからは、いろんなことができるようになって、本を買って自分で覚えたり、人からも教えてもらったり。あ、こんなに便利なモンなんだ、と思いました。

出会い

生まれは豊田市で4歳から半田市に移り、23歳頃までいました。車が好きだったので、その方面へ行くつもりでしたが、中日新聞の会社を管理する人との縁があり、やってみようと。その方のもとでいろんな仕事を覚えてから、豊田市の個人店へ従業員として入りました。
豊田支部には読者を増やす拡張コンクールが年3回あって、常に上位に入って社に認めてもらおうと、その時は必死でした。それから2年半が過ぎ、営業専門でやることに。
最初は、大変だ！と思いましたが、営業仲間がいい人達で、いろいろ教えてもらいました。契約が取れず、店主に叱られたこともあったし、多い時は9件取って、喜んでもらえたな。そうやって叱られることも大切だし、よき先輩たちにも恵まれたと思います。

趣味

釣りが好きで、日本フィッシング協会に入って一時日本記録を目指しました。チームを作り年1回、船を4日間チャーターして、それを5年続けました。
狙っているのはアジ。自己記録は48キロですが、日本記録は取れなかった。目指せば目指すほどテクニックが要るし、攻める釣りだから力と力の勝負。魚の様子や海の中がどうなってるのかを知りたくて、ダイバーもやります。

スローガン

63年10月に東浦でお店を発足しました。配達・集金・お客さんの挨拶訪問と、やることがたくさんあったので、とにかく人を入れました。その当時の人が今も残ってて、20年以上勤めてくれてますから、みんな家族のようです。『皆さんは、配達するその区域の責任者です。あなた達は配達の最高責任者です。プロ意識を持ってやりなさい。』毎月2回、そういう話をしています。

他に朝刊のミーティング、集金さんのミーティング、リーダー会議、全体会議を開いて、自分の描いたビジョンを実行します。今年のスローガンは「意識して　意欲を持って　努力する」。
月1回、従業員さんが勧誘活動もやっていますが、その一人が営業に目覚めて、この地区のトップクラスに。従業員さんが、がんばってくれるからお客さんが増えた。うちのお客さんが増えるのは、従業員さんのおかげです。