平成24年10月号　第39回　平林塗装 平林三紀さん

つながりの大切さ

塗装の仕事は20歳で始めて27歳で独立しました。仕事は紹介が多く、住宅リフォームの塗装が多いです。家によって材質も種類もたくさんあるし、塗装もいろいろ。日光や雨風で劣化に差が出るし、年数がたっても大丈夫な家もある。でもたいていは家を建てて10年もすれば、やっぱり心配になりますよね。どのタイミングで頼んだらいいのかわからないから、家を建てた大工さんに頼んだり紹介してもらうことが多いと思います。

壁の塗装をする時は、足場を組んで囲いをします。塗装の前に壁を水で洗うんですけど、高圧洗浄機ってテレビで売ってますよね、あれです。古くなった壁は、手でさわると白い粉が着くのでわかると思うんですけど、チョーキングやホコリ、コケ等を高圧洗浄で洗い落とします。それから塗装しない場所が汚れないように“養生”と言って、シートをかぶせたりテープをはります。コーキングをしたり、雨漏りする所があれば直したり、家１軒のリフォームにはいろんな職種の人が入るので、予算がどうしても大きくふくらみがち。だからこそ信頼できる会社へ注文をしてもらいたいと思います。

仕事を始めてもうすぐ20年近くになりますが、いろんな事がわかってきたのは最近です。仕事をこなすのは若くてもできるし、誰かに頼めば1日いくらで食べていく分には困らない程度にやっていけるんですけど、大事なのは付き合い方というか、つながりだなと。つながって仕事をもらえる感じがする。そういうことがわかってきたのは最近です。

楽しみながら

5年ほど前に商工会に入り、今年は青年部の委員長になりました。青少年育成事業で東浦町内の小学生（高学年）を対象に、陶芸作りとバーベキューをしました。陶芸の作り方やろくろの使い方は先生が教えてくれるので、みんな上手に作ることができました。とても楽しかったし、みんなも楽しんでくれたのでは。子供たちが作った作品は、秋の産業祭りに展示する予定なので、ぜひ見に来てください。

サーフィンが好きなんですけど、ヘルニアの手術を3回したので波乗りができないんです。昔から本当に好きで、やりたいんですけどね。手術や入院で仕事も大変でした。昨年の3月に3回目の手術をして1ヶ月ほど入院。こんなに歩けるようになったのは夏あたりからかな。釣りも趣味で池に行ったりしますが、腰が悪いので池の周りを歩くぐらいがちょうどいいようです。普通の人じゃ足りないでしょうけど、筋肉も全然落ちてしまったし本当にひどかったので、少し歩くだけでもいいんでしょうね。

部屋壁の塗り替えは素人でもできるんですよ。壁紙クロスの上からペンキを塗れば、4畳半なら1日でできるんじゃないかな。家族でやったら楽しいと思うし、部屋がパッと明るくなります。丁寧にやるなら、クロスをはがしてパテでムラをなくして、紙やすりできれいにしてからペンキを塗る方法もあります。楽しんでもらっていろんなお客さんとつながりが持てれば。そういう企画をやってみたいですね。