平成22年4月号　第11回　（株）戸田組　戸田喜久雄さん

会社の歴史

会社の歴史としましては、昭和37年に父が戸田組を立ち上げ、昭和55年3月に株式会社となり、現在にいたります。事務所は元はショールームとして建てたので、よく目立つ黄色い建物です。仕事は主に公共事業ですが、民間の新築、リフォーム、水道下水道工事なども営業しています。地元の業者として小回りをきかせて、お客様の要望に対応できるように、お付き合いさせてもらっています。

緒川新田地区

僕が生まれた頃の、緒川新田地区の住民は200戸ぐらいでしたが、それが50年ほどで3000戸ぐらいに増えました。40～50年前のこの辺りにはホタルが飛んでて、ここら全部田んぼだったんですよ。ため池が近くにあって、ザリガニとかフナを釣ったし、自転車で藤江まで行ってハゼ釣りもしました。今のように便利じゃなくて、何かあっても連絡が取りにくい時代だったのに、今考えると自由にさせてくれた親だったと思います。どこへ行ったのかと、あまり心配しなかった親なのかもしれないけど。
小学校は知多市の方が近かったのでそちらへ通い、新田地区の同級生は7～8人でした。その当時、まわりにお店も1軒しかなく、舗装された道路なんてなかったし、役場へ行くにも砂利道でした。東浦の中学校の通学路は砂利道だったので、東海市の横須賀中学校へ自転車で通いました。区画整理がされればすぐ売れる時代でしたので、すごい勢いで人口が増えるのを見ていました。

楽しむ

20歳から地元の住民の消防団に入り、10年間は団員に、その後5年はＯＢとして活動しました。火災出動のサイレンが鳴ったら、何をほっても行く。建物火災、山火事も出たし、水出し訓練とかもやったかな。気の合う仲間で月に1度の定例会とかが楽しみでした。サイレンが鳴ったら出て行って、終わってもそのまま家に帰らないこともあったので、よく家族に怒られましたけど、あの頃はとても楽しかったですね。
趣味は釣りで、船で伊勢湾へ出たりします。他にラジコンのヘリコプターや三輪バイクもやりましたが、釣りは魚とのかけひきが面白い。エサが違うかな、しかけは、とか。釣った魚はさばいて食べたり、ご近所に分けたりします。年末に友達と釣りの約束をしたので出かけたんですけど、大晦日に出かけるのかと家族はあきれてました（笑）。将来、海の近くに住めたらいいでしょうね。