竹内和男さん、子美さん
有限会社竹内組 代表取締役

〒470-2105
愛知県知多郡東浦町大字藤江字上之山122-2
電話 0562-83-4706
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商工会工業部

商工会には親の代から入っており、僕が入った頃は親世代の人たちが主でした。
年に1回、地元(藤江地区)で総会が開かれます。地元ではよかったけど、本部の方の商工会へ行った時は年上の方たちが多く、ちょっと話し辛く思ったこともありました。それでも何年かお付き合いをしてるうちに気心しれて、ワイワイやれるようになりました。それからですね、だんだん面白くなってきたのは。

世代交代して若い方が出てみえることもありますけど、どうしてもなじみが薄くて、初回は出てきても3、4回目からは欠席になってしまうこともあるようです。あまり構えずに、軽い気持ちでいいのではないでしょうか。世代が違うと話の接点が少なくなりますが、ちょっとしたことで仲良くなれることはいっぱいあります。きっかけが大事だと思います。

部会では皆さんがいろんな知恵を出し合い、協力し合って1年を計画します。全てが異業種ですから、やっぱり商工会に入らないとつながらないですね。良さは出席しないとわかりませんし、関わりあい方で取り組む姿勢が変わります。商工会は、こういうところがいい所だなと思います。

部会で集まりますと、皆さん結構厳しいことを言ってくれるんですよ。例えば研修会のたたき台を作りますと、今までの流れもあるが、今年は新しい分野に挑戦したらどうか、とか。老舗の企業さんへ訪問した時は、こういうご時勢の中でもいろんな面から変えていき、また活性化していくということを学びました。新しく東浦へ進出してきた企業へ訪問した時は、なぜ東浦に来たのか、東浦の魅力は、会社としてメリットは、という講義をしていただきました。

いろんな事例を聞きながら、そういう企業の選択もそうですし、部会で集まって議論しますと、意見がいろいろ出るんですね。

祭り

このあたりは道を挟んで、地元の人もいれば他所から来た人も多いです。藤江は祭りがありますが、青年会や青年団に入る方は祭りに入りますね。親の代よりももっと昔は、入らないと村におれないぐらい強制的だったので、若い人も多くすごく盛り上がりました。今は強制させないし若者も少なく、どこでも一緒かなと思うけど、お祭りを保存しようと思うと大変です。

祭りは18~25歳の青年が、おまんと、囃子、八ツ頭(獅子舞)、神楽をします。僕は神楽で笛を、弟は八ツ頭をやりました。年配の方たちが祭りの前になると毎日笛太鼓の稽古をしてくれるんですよ。譜面は難しくてなかなか読めなかったですけどね。1年では覚えられないし、毎日練習に行かないと叱られますから、当時は厳しかったです。駆け馬では15頭の馬を奉納しますので、10月になると各企業に回って寄付を集めます。また各家を組別で回ります。

祭りは当日の夜中から始まり、12時過ぎると打ち出しといって、みんなで村をずっと回ります。笛を吹いて、『今日、祭りをやるよ』と。以前は多かったけど、最近は4、50人と聞いてます。ちょっと寂しいですね。参加する気持ちが薄れてくるのか、気持ちが1つになるのは難しいのかもしれません。

夕方からはお礼参りをします。馬を奉納していただいた家に行き、お礼の意味をこめて若い衆全員でお邪魔します。そこで座り込み、笛太鼓を叩いてどんちゃかやる。酒を振る舞う。にぎやかですから近所の方も集まって来ますよ。今は家が密集してるので難しいところですが、それも楽しみです。